遊々ひとり歩き  街道 WalkinngMAP

 全行程マップ


ある病がきっかけでウォーキングを始めることになる。数十年乗っていたバイクを処分し徒歩通勤に切り替えた。それまで感じなかった季節のうつろいに感動を覚えたのはそれからである。
近隣と通勤のみの歩きが、H18年11月に銀の馬車道の始まりであるJR生野と生野銀山を往復してから大きな変換点になる。知らない土地を自由気ままにに歩くことの楽しさと爽快さ、更には歩き切った時の達成感を知ることになった。その後毎週のように銀の馬車道を南下して翌年の正月には飾磨にまで到達した。
それが高じてどんどん遠くへ遠くへと足を運ぶようになり、北は鳥取・城崎日和山公園まで、淡路島/鳴門/小豆島/しまなみ海道と瀬戸内をぐるりん、明石から大阪京都を経て琵琶湖東岸に、山陽道は姫路から下関/小倉まで足を延ばして行動範囲は広がった。
まだまだ行きたいところは山ほどある。体の続くところまで楽しむつもり。 (KAZU)

 

 兵庫県縦断(但馬街道)


ユネスコの世界遺産にも登録されている名城、姫路城の城下から日本海沿岸の城崎まで、兵庫県を南北に縦断する。但馬街道は山陽と山陰を結ぶ幹線道の一つである。街道は姫路から北上し、播磨と但馬の国境をなす生野峠を経て竹田、和田山に至る。 現在、国道312号と播但連絡道が走るこの道は、「生野街道」とも称され、古代から山陽と山陰を結ぶ交通路として開かれた。和田山から八鹿までは、一部が古代の山陰道と重なり、八鹿から城崎に至る道は「豊岡街道」とも呼ばれた。

ドキュメント「兵庫県縦断(但馬街道)」詳細へ

 生野から飾磨までの間は「銀の馬車道」とも呼ばれている。「銀の馬車道」は明治の初め生野と飾磨港との間の約49kmを結ぶ道として新しく作られ別名「生野銀山道」、「生野鉱山尞馬車道」とも呼ばれた当時の高速道路というべき馬車専用の道路です。
 完成から約100年たった今では、道の大部分は車の走る県道や国道に変わり、一部は新幹線姫路駅になっています。
 ウォーキングはH18年11月にJR生野駅と生野銀山往復から始まった。それまでは片道約50分の通勤と自宅の周辺を1時間程度歩くことが精一杯であったことから考えて、本当に「外に飛び出した」と思えるほどの大きな変化点でもあった。紅葉の季節に気持ちよく歩けたことから、その後ほとんど毎週のように銀の馬車道を南下して翌年の正月には飾磨に到達した。


H18年の歩き始めの頃の一日3時間程度から生野以北を歩くようになる頃には8時間から10時間のウォーキングが可能になり一気に行程の進行が早くなった。かやぶき屋根の播磨屋総本舗、新井駅付近は宿場町の面影、玄武洞から城崎の街並み、日和山公園など見どころがたくさんあった。

 

 瀬戸内ぐるりん(1) 明石/淡路島西浦/福良 106Km


山電高砂駅から明石・淡路島に渡って西浦の海岸を鳴門岬経由で福良まで歩いた記録です。

紀行「瀬戸内 明石/淡路西浦」

高砂から少し進んだところ播磨町本荘から海岸線を歩く。明石江井島付近から市街地までの「浜の散歩道」と呼ばれるサイクリング道路兼遊歩道が整備されている。相当な距離がありたくさんの人が歩いていた。
淡路西浦は淡路サンセットライン(淡路西浦の福良江井岩屋線)と称されて風光明媚な海岸線を進む。南淡鳴門岬を通るうずしおラインは名勝と観光スポットの地だ。
明石から淡路島は我々姫路の住人にとっては釣行などで庭のようなところだが、歩いたことは全くない。たくさんの新しい発見を期待して歩いた。

 

 瀬戸内ぐるりん(2) 鳴門/阿波讃岐路/坂出


JRと高速バスを乗り継いで鳴門から三本松と三本松から高松は極寒の2月に、坂出から高松は梅雨明けの暑い7月に歩いた紀行である。

紀行「瀬戸内 鳴門/坂出」

「こんな近場にこんなにいいところがあったのか」鳴門スカイライン堀越橋と内の海の幻想的な風景に驚愕した。
四方見橋からの眺めも素晴らしい。小鳴門橋も絶景だ。
香川県の海岸線は静かでウォーキングには気持ちがいいコースであった。また厳冬の大串半島付近で吹雪に遭遇したことや坂出高松はうだる暑さの中を歩いたことは長く記憶に残るだろう。

 

 瀬戸内ぐるりん(3)  小豆島(福田/土庄/寒霞渓)


オリーブの島小豆島は姫路から福田にフェリーで約1時間40分で行ける近場である。
単車や車で何回も通ったことのあるところだが、歩くことで更に良く知ろうと挑戦する
初夏に福田から土庄には南回りの道を選び、寒霞渓には秋の紅葉を狙って草壁から北部の大部までを縦断した。

紀行「瀬戸内 小豆島」

初夏の福良土庄間は新緑の山々とリアス式の海岸がマッチング、気持ちのいいウォーキングが出来た。
寒霞渓は紅葉を狙って挙行、見事にこれが当たった。 麓から1時間20分四望頂に到着。
感動!感動!感動! しばらく放心状態で見とれていた。北の大部への道も絶景が続く。

 

 瀬戸内ぐるりん(4) しまなみ海道(尾道/今治)


尾道と今治を結ぶ西瀬戸自動車道(愛称:瀬戸内しまなみ海道)は、自動車専用道だが橋の部分には自転車歩行者道が併設されており、瀬戸内海を歩いて渡ることが出来る。
毎年10月には「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」が開催されているが、これに参加する勇気がないので自己流のゆったりと歩くことにした。

紀行「瀬戸内 しまなみ海道」

尾道から向島は小さなフェリーで渡る。向島・因島・生口島の西海岸を歩く。しまなみ海道の島に架かっている橋のみに自転車歩行者専用道が設けられている。この大橋への道と橋からの眺めが最高だ。
大三島・伯方島を横切り大島は東海岸から来島海峡大橋へと歩く。この来島海峡大橋も峠から下って見えた全景はまたまた感動のパノラマ。その来島海峡大橋へのループ橋からの眺望、大橋からのパノラマも感動の連続だった。

 

 都会のウォーターフロント  明石/大阪/京都/滋賀


明石から大阪を経由して京都まで歩いた。可能な限り海岸線をまた淀川に沿って歩いた。 姫路からは非常に便利が良く新快速であっと云う間の移動時間だ。

紀行「京阪神 明石/大阪/京都」

喧騒の中のウォーキングを予想していたが結果は上々の収穫。海岸は広場や遊歩道が多く作られており、幹線道路を避けることで気持ち良くウォーキングが出来た。
神戸ハーバーランド・USJ・天保山等々は休日であったこともあり相当な人出ではあったが気になるほどでもなかった。淀川は河川敷公園が整備されて自然の中で非常に多くの方々が色んな楽しみ方をしていた。また平坦な遊歩道が延々と京都まで続き、非常に歩き易い行程であった。

 

 近江 湖の辺の道 京都/大津/琵琶湖大橋/長浜(木ノ本) 123Km


京都から大津・琵琶湖大橋を渡って湖岸を彦根・長浜(木ノ本)までの123kmを歩いた記録である。

紀行「近江 湖辺の道 京都/長浜(木ノ本)」

近江湖の辺の道(おうみうみのべのみち)とは
志賀町の近江舞子を起点にして、琵琶湖沿岸を北回りで、近江八幡市の近江八幡休暇村までを結ぶ、約140Kmの長距離歩道です。  実際の歩いたコースとは少し違いますがタイトルを「湖の辺の道」としました。

京都山科から大津三井寺の間は琵琶湖疏水沿いに歩き、大津堅田の浮見堂を経由して琵琶湖大橋を渡る。琵琶湖東岸は湖岸のきれいな景色と色んなマリンスポーツを見ながらひたすら湖岸道路を北へと歩く。

 

 山陽道(1)  姫路/牛窓/岡山(西大寺) 149Km


山陽道と銘うって姫路から九州小倉までの750Kmを歩いた記録です。旧街道の山陽道は特に気にせずに全体的には交通量が少なく風光明媚な海岸線を選んで歩きました。

山陽道 第一編
姫路から岡山(西大寺)までの海岸線149Kmのレポートです。
紀行「山陽道 姫路/岡山」

姫路から備前伊里までは釣行で熟知したコースだが当然歩くのは初めてだ。歩くことで新しい発見が数多くあった。伊里から西は初めての道。海岸線は車の少ないコース、気持ち良いウォーキングが出来て非常に満足した。足裏の豆がなければなお良かったが。

 

 山陽道(2)  岡山(西大寺)/鷲羽山/福山(大門) 136Km


山陽道第2編
姫路/西大寺に引き続き山陽道(2)は吉井川沿い児島湾から宇野、鷲羽山、水島、笠岡、福山の大門までを海岸線沿いに歩く。
水島では自動車の喧騒で悩まされたが、その他は静かな瀬戸内海国立公園の景色を満喫できたウォーキングとなる。

紀行「山陽道 岡山/福山」

児島湾の観光四手網漁の小屋を見つけ、渋川海岸からの瀬戸大橋を見つけ、鷲羽山では眼下の瀬戸大橋と瀬戸の島々に非常に大きな感動を受ける。鷲羽山はこの感動をもう一度味わいたいと児島-倉敷で再度訪れた。
水島の工場地帯は騒音に悩まされたが倉敷から福山のコースは風光明媚な瀬戸内海を左手に気持ちよく歩けた。

 

 山陽道(3)  福山(大門)/尾道/呉(安芸川尻) 139Km


山陽道 第3編
福山(大門)から尾道、三原、JR呉線沿いの海岸を安芸川尻までをレポートする。
鞆の浦から常石ルートは大回りとなったが気持ちよく歩くことが出来た。

紀行「山陽道 福山/呉」

このコースでは鞆の浦、常石造船の工場群、松永湾の夕闇、尾道水道の白い街並み、芸南街道の瀬戸内の島々などたくさんの感動を与えてくれた。
三原からの海岸道路は夏の暑い盛りに青春切符で何回も日帰りの往復で踏破したことも思い出深い。

 

 山陽道(4)   呉(安芸川尻)/広島/柳井 147Km


山陽道 第4編
安芸川尻(呉)から広島市街を通過して山口県の柳井までの歩きをレポートする。
呉-海田市のウォーキングでは、鈍行と快速を乗り継いで往復8時間51分の乗車時間は完全な列車の旅である。列車の旅もいいものだがウォーキングの時間が少なくなる。結局広島以遠は新幹線を使わざるを得ないことになった。

紀行「山陽道呉/柳井」

コースの中には有名な観光名所が入ってくるが、乗り物に乗って回る観光とは趣が相当違う様に感じる。車では見えなかったところを発見する楽しみがある。
広から呉間の休山トンネルの歩道部分は車道と完全分離されており休山悠路と命名されている。広島の原爆ドーム、岩国の錦帯橋付近は少し時間を取って楽しむことが出来た。

 

 山陽道(5)   柳井/防府/小倉 179Km


山陽道 第5編
柳井から徳山、防府、宇部、関門トンネル人道を通って九州小倉までを歩いたレポートをする。

紀行「山陽道柳井/小倉」

ここは海岸から遠く離れた田園地帯を延々と歩くこともあったが、それでも行き着く場所には必ず見せてくれるところがある。
少し変わったものに新幹線橋脚の縞模様が補強にボルト締めと判ったこと。
宇部の広大な干潟にびっくり、また日本一の私道「宇部興産 宇部・美祢高速道路」を知ることも出来た。城下町長府、関門トンネル人道、門司港レトロも見所だった。

 

 揖保川ウォーターライン  網干/山崎/上岸田/新井 92Km


揖保川は兵庫県宍粟市の藤無山(標高1,139m)に源を発し南流したつの市を貫流、姫路市余部区付近で中川を西に分け三角州を形成、姫路市網干区で播磨灘に注ぐ。この揖保川の護岸沿いに河口から上流へと遡上する。

紀行「揖保川ウォーターライン」

さすがに1級河川だけあって河川敷はきれいに維持されていた。
竜野「揖保川畳提」は増水時に住居の畳を使って護岸を嵩上げする堤防で、揖保川の他に宮崎県の五ヶ瀬川や長良川にも設けられているとのこと。
志んぐ荘へ歩いていける釣り橋「ひがしやまこうえんばし」、高架橋になる前の播磨新宮駅、多数の鮎釣り場、山崎の与位の洞門、流されてもすぐに復旧できる「シソウイチノミヤナバタケバシ」、一宮の里のネーミング、神子畑鋳物橋と選鉱所跡、笠杉峠の紅葉等々見どころをたくさん発見する。

 

 因幡智頭街道 姫路/佐用/大原/鳥取 142Km


因幡街道(いなばかいどう)は、江戸時代に整備された脇街道の一つで、播磨国姫路を始点として、因幡国鳥取(鳥取県鳥取市)に至る路線。
 現在の国道2号、国道29号、国道179号、国道373号、兵庫県道724号姫路新宮線にほぼ対応している。

紀行「因幡智頭街道 姫路/鳥取」

この旧街道を昔の面影を残しているところを目標に姫路から佐用、鳥取までを歩く。
この行程の中で智頭急行に初めて乗車、佐用の水害の跡も見る。平福の土蔵群、大原の街並みを見学し、智頭宿では杉玉を初めて知った。

 
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